今回はブランドとブランディングを理解するための初めの一歩として、「ブランドとブランディングとは何か」「ブランドのメリット」「ブランディングの方法」について特集します!
ブランドとは何か?
ブランドとは自社製品・サービスを類似製品・サービスと区別するためのイメージです。
例えばアップル製品と聞くと「クリエイティブ」や「かっこいい」などのイメージを持つ方は多いのではないでしょうか。
このイメージ(感覚)が自社製品・サービスのブランドをさします。
ブランドを構築するメリット
では、ブランドを構築することでどのようなメリットがあるのでしょうか。
代表的なものを3つあげます。
価格競争に巻き込まれない
自社製品・サービスのブランド化が進むということは、すなわち類似製品・サービスとの差別化が進むということです。
製品・サービスの差別化が進めば、その製品・サービスは類似品とは違うものとして顧客から取り扱われます。その結果、価格競争にも巻き込まれないことになります。
利益率の向上
顧客が価値を感じる内容でブランドを位置付けることができれば、それは製品・サービスに高い価値を付加することになります。
顧客は高い価値を感じる製品・サービスには高いお金で購入しても構わないと感じますから、必然的に製品・サービスの利益率は向上します。
リピーター顧客の増加
利益率の向上と同様ですが、購入した製品・サービスが顧客にとって価値ある内容でブランドされていると、顧客はその製品・サービスに愛着を抱きます。
その結果、再度購入したいという考えを持ち、リピーター顧客へと繋がっていきます。
その他にも、優秀な人材確保が進む、広告宣伝費の圧縮によるコスト削減などブランドには多くのメリットがあります。
ブランディングの方法
それでは、ここからは「ブランディング」について考えていきましょう。
まず「ブランディング」の定義ですが、その名の通り、ブランドを確立するための取り組みを意味します。
では、このブランディングですがどのような方法で行っていけばよいのでしょうか。
ブランドを伝える相手を決める
まず重要なのは「誰に」そのブランドを伝えるのかです。
商品・サービスであれば顧客が中心となるでしょう。では企業となるとどうでしょうか。社員や取引先、もしくは就職活動を行う求職者など複数が想定されます。
「誰に」を一つに絞る必要はありませんが、想定される相手をしっかりと決めることがブランディングの初めの一歩です。
与えたいブランドのイメージを決める
次に重要なのが、ブランドを伝える相手に対して、会社や自社製品・サービスがどのようなイメージを持ってほしいのかを明確に決めることです。例えば「他にはない商品を取り扱っているお店」や「常に新しいことに挑戦する企業」など具体的なイメージを話し合い決めていきましょう。
その際に注意したいのは、そのブランドイメージが相手にとって価値がある内容であるかどうかです。当然ながら相手から好印象を受けるブランドイメージでないと、ブランドが発揮するメリットを受けることはできません。
ブランドの伝え方を決める
最後に重要なのが、ブランドの伝え方を決めることです。このブランドの伝え方については、多種多様です。
例えば企業のロゴデザインや商品のパッケージデザインなど相手が直接的に触れてブランドを感じることができるもの多岐にわたります。また伝える媒体についても、TV・新聞・ラジオ・雑誌の4代メディアからWebサイト・SNS(口コミ)など多くの選択肢があります。
そのような中で、相手に与えたいブランドイメージをどのように構築するかを入念に考え、実施して結果どうであったか、いわゆるPDCAサイクルを回しながらブランディングを実践していくことが重要になっていきます。
まとめ
企業や製品・サービスをブランド化することは類似商品・サービスとの差別化、利益率の向上など大きなメリットを生み出します。
そのメリットを享受するためには、入念計画とPDCAサイクルによるブランディングを実践していきましょう。