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ニューモノポリーとは何か!?世界経済が直面するGAFAによる新独占問題

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現在、世界の情報と知識がGAFAを代表とする一握りのIT(情報技術)を持った巨大企業に集中する「ニューモノポリー(新独占)」が出現しています。

従来の独占禁止法では捉えきれない支配力が個人や企業に及び、巨大企業と国家との駆け引きが過熱しています。規制しすぎれば、情報がもたらすはずのビジネスの芽も摘みかねません。

世界経済が処方箋に悩むニューモノポリー(新独占)について特集します。

※GAFA(ガーファ):グーグル(Google)、アップル(Apple)、フェイスブック(Facebook)、アマゾン(Amazon)の4社のこと。頭文字を取ってGAFAと称されます。


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新たな寡占「ニューモノポリー(新独占)

「ニューモノポリー(新独占)」とは正解経済が直面している新たな寡占のことを意味します。

GAFAと称されるグーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンにマイクロソフトを加えた巨大IT企業5社がインターネット上で多様なデータを取得し独占することで、独り占めするデータが磁場となり、投資マネーと人材を引き寄せる現象を指します。

巨大IT企業5社は株式市場でも高く評価され、2017年には一時、5社合計の時価総額が世界第5位の経済大国である英国の国内総生産(GDP)を超えました。
つまり、投資家はニューモノポリーによるビジネスの将来性を高く評価しているということです。


ニューモノポリー(新独占)を飛躍させるAI技術

ではなぜ、ここ数年で多様なデータを取得し独占するニューモノポリーが注目をあびるようになったのでしょうか。

情報技術によるデータ収集の加速も理由の一つとしてあげられますが、ニューモノポリーを飛躍させた大きな理由はAI技術です。

生の情報である1次情報に価値はありますが、あくまでもデータはデータしかありません。
インターネットやスマートフォンの普及により、簡単に情報が入手できるようになった昨今でデータ自体の価値はそこまで高くありません。

現在、データは「デジタル時代の石油」と言われています。原油を精製するようにデータは解析して初めて価値を生みます。

データに価値を生み出すカギを握るのが急速に進歩する人工知能(AI)です。巨大IT企業5社はこの分野に人材や投資を惜しまず行っています。
AI技術が多く聞かれるようになったのはここ数年で巨大IT企業5社のデータビジネスの発展とリンクします。

今後5年間でAIはさらに発展すると予想されますので、ニューモノポリーがさらに加速するのは間違いないでしょう。


ニューモノポリー(新独占)に対する消費者の不安

最近では、ネットワーク時代に特定の企業に個人データを含めた多くの情報が集まることに消費者も不安を覚え始めました。

その契機となったのは昨年のフェイスブックのユーザー個人情報が流出した問題です。この問題で個人情報が流出したのは約5,000万人といわれています。

情報技術の発展で日々の生活に便利さを享受している一方でニューモノポリーに対して不安を覚える消費者。
消費者レベルでも個人データやプライバシーの保護の在り方を考える機会が増えてきています。


ニューモノポリー(新独占)での巨大IT企業VS世界各国

ニューモノポリーは国境を越え、各地の国民の生活と企業の経済活動に容易に踏み込んでいきます。

問題なのは、独占禁止法などの従来の法律では縛れないこと。語弊を恐れず言えば無法地帯に近い状態にあることです。

そのような状態を危惧して世界各国ではニューモノポリーに対する新たな規制作りが進みます。

代表的なのはEUで2018年5月25日に施行された「一般データ保護規則(GDPR:General Data Protection Regulation)」です。
この規則はEU内に拠点を置く、データ管理者(EU居住者からデータを収集する組織)もしくは処理者(データ管理者の委託先としてデータを処理する組織)、データの主体(個人)を対象に個人情報の処理ついて制裁付きの規制を定めています。

直近でも2019年1月下旬にフランスの規制当局がグーグルに対し、GDPRに違反したとして5000万ユーロ(約62億円)の罰金支払いを命じています。



ニューモノポリー(新独占)に国家・個人がどう向き合うか

GAFAを代表とする巨大IT企業5社の情報技術の発展にもとづくサービスは消費者の利便性を飛躍的に高めています。

グーグル検索、アップル関連サービスの利用、アマゾンでの買い物、フェイスブックでの情報交流などは私たちの日常生活では欠かせないものとなっています。
最近ではアマゾンのAIスピーカー「アレクサ」に代表されるAI関連商品が日常生活に溶け込み始めています。

大きな利便性をもたらすと同時に国家ですら及ばない力を持ち始めたニューモノポリーをどのように考えるのか。

世界各国または私たち個人がその解を迫られています。



以上、「ニューモノポリーとは何か!?世界経済が直面するGAFAによる新独占問題」でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!